都から大原、そして来世へ。命という旅は続いていく

人生には変化がつきものだ。栄転や出世、結婚だけでなく、失敗や離縁、死別も同じように訪れる。

仏教では物事が変化していくことを「無常」と言う。全ての物事は常に変化して変わることからは逃れられない。「常では無い」という真理を知れば、変化する状況を受け止めることができ、生きることは安らかなものになると教えているのだ。

とはいえ、めまぐるしく変わる環境に抗い続けることは難しい。だから人間は時に住む場所を変え、異なる人や環境の中で暮らすことで変化に対応してきた。私たちの祖先は遠くアフリカに生まれ、変化に対応しながら世界中に住処を広げてきたことを考えると、私たちがこうして定住していることが不自然なのではと思えるくらいだ。

ご先祖様に習うように、歴史上の多くの人々が生きやすい場所を求めて移住を繰り返しているが、三千院がある大原も様々な土地から移住者が集まる場所だった。そして、三千院も人々と同様に各地を転々とした寺院でだった。まるで旅するように。

この三千院にあるお堂「往生極楽院」は極楽浄土と深い関係があるという。極楽浄土といえば「悩みや苦しみのない楽園」を指し、往生極楽院は大原で暮らす人々の心の拠り所になっていたという。その詳細はおいおいゆっくり説明するとして、まずは大原がどのような土地だったのか、そこからガイドを始めていこう。


※このガイドは特別に、体験とセットでお楽しみ頂けます。三千院の入り口で #3年後へ旅する言葉 の手紙を購入することでさらに楽しめます。詳細はガイドのイントロダクションにて。

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都から大原、そして来世へ。命という旅は続いていく
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