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京都・禅ガイド
禅でインナートリップ
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禅でインナートリップ
Apple創業者スティーブ・ジョブズや、Panasonic創業者の松下幸之助が傾倒していたことでも有名な禅。いま世界中でその魅力が広がっています。なぜ今、日本の禅が世界を魅了しているのでしょうか?そして世の経営者たちが、多忙を極める中で取り組んでいた理由とはなんでしょうか?
禅は、サンスクリット語で精神集中という意味があります。本来なら歩きながらでも、または立ちながらでもできるのですが、座ることが一番安定していたので座禅が普及。
その教えの特徴は、不立文字、教外別伝。つまり他人からの教えや、文字、言葉では伝えることができず、“いまここ”に生きる自分の心をとらえることが大切。つまり、誰かに教えを請うのではなく自分と対峙して、悟りを見出そうとすることです。これは、生きものすべてが本来持っている仏性に気付くための教えと言われています。
と、言ってもなかなか難しいはず。だから、まずは体験してみてはどうでしょうか。
正しい姿勢でゆったりと座り、なにも考えないようにする。ただ呼吸をして座ると、そこに“いる”という感覚を再確認できるかもしれません。あるいは、ゆっくりと座ることで風を感じ、小鳥のさえずりに耳を傾け、つばを飲み込むと食道がうごくのを感じるかもしれません。そのとき、自分はまわりの力に支えられていると感謝することだってあります。
人によってさまざまな気づきのある禅。そのすべてが教えであり、すべて自分の内から気づくもの。これだ!という確立した定義はなく、実際にやってみることこそがもっとも大切なのです。だから、このガイドではオリエンタルホテル京都 六条に宿泊の方へ特別な禅の体験をしてもらおうと思っています。
旅先というのは、いままでの生活とは少し離れた非日常です。旅先だからこそ普段あまりしない禅の体験をしてみませんか?もしかしたら旅先で、あなたの知らない自分と出会えるかもしれませんよ。