羽賀寺のふもとには西津という古くからの港町が広がっています。若狭においては、まず遠敷が中心となり、次に西津、その次に小浜が中心となったといわれています。西津には現在、若狭塗の箸の工場がたくさんあります。

若狭姫神社には船の形をした「船玉」がありました。それは、海上安全を願って北前船の経営者が奉納したものです。それは誰かといえば、古河屋です。その古河屋が拠点にしていたのが西津です。現在も西津に残っている護松園は、古河屋が藩主をもてなすための迎賓館で、この護松園のそばに古河屋のもうひとつの船玉があります。両者を比べてみると、新たな発見があるかもしれません。船玉の多くは船大工によって作られた北前船の精巧なミニチュアであることから、当時の北前船を想像することができるでしょう。船玉は小浜西組の八幡神社にもあり、若狭にはぜんぶで7つの船玉が残っています。

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