水彩画で描かれた北鵜島の風景には何が投影されているのでしょう。

作者はこの集落で水彩画のワークショップを行い、地域の人たちと交流を重ねました。そして、彼らが住んでいる場所についての言葉や詩を集め、それらのテキストを取り入れて北鵜島の絵画を描きました。つまり、その絵には、地名や習慣、伝統、方言、消えゆく言葉、植物や動物などの人間をとりまく環境などが含まれています。これらの要素がすべて組み合わさって生まれるものこそ、地域の独自性です。

この作品を通して、地域を見つめなおすことは、きっと過去を振り返り、未来を見据えることにつながることでしょう。

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