ここまで、
新しく生まれ変わった渋谷の街を見てきました。
そのすぐそばに、
まるで時間が止まったような場所があります。
のんべえ横丁です。
この小さな飲み屋街は、
戦後の闇市をルーツに生まれました。
焼け野原だった渋谷に、
小さな店が肩を寄せ合うように並び、
人々が酒を飲み、夜を過ごしてきた場所です。
そしてこの横丁は、
渋谷川のすぐそばにあります。
いま川は見えませんが、
その流れは、あなたの足元を通っています。
谷に川が流れ、
そこに人が集まり、街が生まれました。
その記憶を、
この横丁は今も静かに残しています。
再開発が進む渋谷の中で、
この風景がいつまで残るのかはわかりません。
けれどもし夜に訪れるなら、
ここで少し立ち止まり、
渋谷のもうひとつの時間を味わってみてください。