あなたのセルフリトリートは、あの一杯から、もう始まっていました。
チェックインでお出ししたのは八丈島で育ったジンジャーやウコンを使ったハーブティー。このお茶は、ただのウェルカムドリンクではありません。
今回のテーマは、「流すこと」。
サウナで汗を流すことも、そのひとつです。けれど、その前にまず、体を内側からゆっくりと、ととのえていきましょう。
ジンジャーなどのルートハーブは、古くから体を温める食材として親しまれてきました。
少しだけ、体がぽかぽかしてきませんか。
日中に、しっかりと体温が上がる時間をつくると、夜、その体温がゆるやかに下がり、体は深い休息へと向かっていきます。
あの一杯は、その小さな準備でもあります。
そして、この宿には、もうひとつお茶があります。
ドリンクバーに置かれている、レモングラスティーです。
八丈テラスのハーブ園で育てたレモングラスを中心に、ミントやローズマリー、島特有の柑橘類「かぶつ」などを合わせた、この宿だけのオリジナルブレンド。体の老廃物を流す、デトックス効果が期待できます。
東京・神楽坂のレストラン「ななかぐら」のオーナーシェフであり、日本ルートハーブ協会を立ち上げた内田奈々さんが、この場所のために仕立てました。
香りを楽しみながら、ゆっくりと水分を摂ること。それも、この宿が大切にしているリトリートのひとつです。
この島で過ごす時間が、抱えすぎていたものを、自分の外へ流していく時間になれば──。
気づいたら、お茶を一口。その一口を重ねるたびに、水分が体をゆっくり巡っていきます。
まるで、この島のまわりを、黒潮が絶え間なく流れ続けているように。
あなたの中に溜まっていたものも、少しずつ流れ始めるはずです。