なぜ人は、体があたたまったあとに、眠くなるのでしょうか。
私たちの体は、深部体温がゆるやかに下がることで、眠りへ入っていきます。眠る前に手足がぽかぽかしてくるのは、そこから熱を逃がしている証拠。血管が広がり、手足の表面から熱を放ち、体の内側の温度がすっと下がる。そのとき、自然と眠気がやってくるのです。
だからこそ、夜にもう一度サウナへ。今度は、目覚めるためではなく、眠るためのサウナです。
夜のサウナで意識してほしいのは、「頭寒足熱」。頭はのぼせず、足元は温かく。昔から、心地よく眠るための理想の状態とされてきました。
そのために、まずは座るのではなく、横になってみてください。
横になれば、頭からつま先まで熱がゆっくりと巡り、のぼせることはありません。
そして、ロウリュをしてみましょう。横になった状態でのロウリュは、まるであたたかい布団をかけてもらったような、やさしい熱を体感できます。
水風呂による冷たい刺激も、熱と交互に体に与えることで自律神経がリセットされ、本来の穏やかな状態に戻っていきます。
そして、湯上がりのそのままの肌に、化粧水を惜しみなくのせてみてください。
サウナの熱でやわらかくなった肌は、そのうるおいを、すっと受け入れてくれるはずです。
そして、そのまま目を閉じてください。
肌がうるおいを受け入れていくように、今日一日の出来事も、静かにあなたの中へなじんでいきます。
あとは眠るだけ。この島の夜に、身を委ねてみてください。
そうして迎える眠りは、きっと、この島でしか味わえない深いものになっていくはずです。

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