Q.17 なぜ丘峰喫茶店は行くたびにメニューが変わるのか?

2017年4月にオープンしてから、これまでメインメニューがかぶったことはないという。その背景には、喫茶店を運営している森下諒平さん、昌史さんご夫妻が、「暮らしの達人」と尊敬してやまない、横関隆幸さんがいる。横関さんは山で枝落としをし、季節ごとに畑で作物を育てるなど、好奇心の赴くままに自然と日々の暮らしを送っている方だ。

横関さんと森下さんご夫妻の暮らしには、季節の香りが漂っている。例えば春先には庭の梅の木に実がなり、梅のヘタをとって梅干しに。また畑にはらっきょうがなり、掘り出して漬物にしてタルタルソースをつくる。夏にはすももがなり、シロップやジャムをつくりながら、夏野菜を育て、トマトケチャップをつくる。他にも、かんぴょうや横関さんが山から木を切り出し、菌打ちして育てたなめこやしいたけなど山の幸まである。最近は耕作放棄地を開拓し、お米をつくり始め、今年は新米がとれたという。まだまだ話のネタは尽きることはないので、お店で直接聞いてみてほしい。

喫茶店では、その時あるものでメニューを考えてつくっている。師匠の畑でとれるもの、その週にたくさんもらったものなど。他にも、魚は毎週敦賀から行商がとれたての魚を売りにくる。おばちゃんネットワークがあり、「魚屋さん今からくるよ!あと20分後に集合ね!」と電話がかかってくるそうだ。こうしてお米から野菜、魚、山の幸まで旬の食材がぞくぞくと丘峰喫茶店に集まってくる。ぜひその時にしか出会えない、季節の味を楽しんでほしい。

丘峰喫茶店
滋賀県長浜市木之本町大音1017
営業日:土、日、月曜日
営業時間: 11:00〜18:00
TEL 080-2079-4692/0749-82-5066

Next Contents

Select language