自分の目で見てみると驚くはずだ。

なぜ、これほど立派な神社がこんな山奥にあるのかと。しかも、文化財にさえ登録されていないという。それは一体なぜなのか。

長州大工が建てたという豪華絢爛な彫刻を見ていくと、ある部分に二匹の猿が彫られている。それも「正常位」で交尾している。猿はふつう正常位などしない。これが何を意味しているかはわからないが、これがあるために文化財に登録されなかったという噂も。

諸説あるが、建設の途中で村人たちが長州大工を怒らせたことがあり、長州大工が「辱めを受けるがいい」と意趣返しに彫ったという人もいる。

見るからに複雑な木組みはもちろん、神社の中に舞殿があるのもめずらしい。そもそも雨風に対してこれだけオープンなつくりも珍しく思う。椿山に行くならぜひ立ち寄ってみてほしい。

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