仁淀川は県内を代表するお茶どころ。昼と夜の温度差、石灰岩のミネラル豊富な土、年間3000ミリの雨に洗われる岩がちな斜面は水はけがよくて、田んぼには適していないが、お茶にはぴったり。かつては和紙の原料となるコウゾを育てていた畑の多くも茶園になったというが、とにかく昔からお茶が盛んであった。

「池川茶園 工房 Cafe」は、池川でお茶を生業にしている組合の「奥さま」たちが立ち上げたお店。工房でもあり、すべてのスイーツがこの場所で作られている手づくり。だからたくさんは作れない。

おもしろいのは店内に貼られているポスターである。奥さま方が5人並んでいるが、右から2番目の方がリーダーだとか。真ん中じゃないところがいいではないか。よほどフラットな関係の仲間と作りあげた、自由が丘にあっても注目されるであろうセンスとお味。プリン、ソフトクリーム、パウンドケーキ、どれも大人っぽい甘さで美味しくてオススメの品を挙げることができない。ぜんぶ、試してほしい。

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