北越雪譜には「渋海川ざいわたり」という一節がある。渋海川とは、まさにこの川のこと。

「ざいわたり」の「ざい」とはこの土地の言葉で「凍ること」を意味する。それも、冬になるとこの川が凍りつき、その上に雪が積もって普通の平地のようになる。だから、人々は歩いて渡っていたそうだ。それだけではない。中には毛布を広げて酒を飲む、花見ならぬ「氷見」をしていた人もいたようだ。

さて、これまで10品のA級グルメを紹介してきたが、これで終わりではない。この先に紹介するお店にも雪国でしか食べられない「本物の味」がある。さて、どんな一品が味わえるのか? 続きは、あなた自身の目と舌で確かめてみてほしい。

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