Destination:大宜味村立芭蕉布会館
八重山や宮古でよく織られたのは苧麻という本州でもよく使われる植物を使った上布だが、中には沖縄から奄美にかけてよく育つ、この地域特有の植物の繊維から織られた布もある。それが芭蕉布。大宜味村の喜如嘉という集落に、今も芭蕉布の織物組合がある。多くの製作工程がある芭蕉布。タイミングがよければ芭蕉布を織る様子も見学できるので、ぜひ訪ねてみてほしい。
ちなみに織物組合は離島を含めた沖縄の各地に残っている。たとえば、紬で有名な久米島では織物体験ができる。那覇から車で1時間程度で行ける読谷村の花織などもおすすめだ。