随心院にある「文張地蔵」の中には恋文がぎっしり。その仏像は実らなかった恋のラブレターを供養するためのもの。それも、小町が渡したくて渡せなかったラブレターではなく、相手からもらったラブレターを供養するものといわれている。
もしかすると、そのとき。小町は自分に想いを寄せてくれた人のことを思い返していたかもしれない。そして、「あの人は今、幸せでいるだろうか」と想いを馳せていたかもしれない。
付き合って寄り添うこともなく、一度きりの交点を経て、流星のようにすれ違っていった恋の行方はいまどこに。
あなたも、かつて想いを寄せてくれた人のことを思い出してみてほしい。そして、その人の幸福を静かに願ってみてほしい。
STEP1:かつて自分に想いを寄せてくれた人が自分にかけてくれた言葉を思い出しながら、その「証」を用紙に記入してください。
STEP2:文張地蔵ポストに投函してください。
※文張地蔵ポストに投函していただいた用紙は随心院で供養させていただきます。
STEP3:「小さな恋の和歌」を一枚ひいてお持ち帰りください。文張地蔵の伝説を追体験したあなたに小町の歌はどのように聞こえるでしょう?
※STEP3の「小さな恋の和歌」は有料(500円)、STEP2までは無料です。