広島市江波エリアにある醸造所『Session's Brewery』のクラフトビールが楽しめる『ブルーノ』。自慢のフライドチキンと一品料理の数々が、ビールへの渇望を煽る。もともとは『サニーデイビール』という名前でビアホールとして愛されてきたこのお店。多くのビール好きのお客さんを楽しませ、開店から3年がたった頃、「自分たちもオリジナルのビールを作りたい」と思うようになったという。彼らは、広島市江波エリアにクラフトビールの醸造所を設立。牡蠣うち場だった歴史をふまえてつくった「オイスターシティ スタウト」には牡蠣の殻が使われているなど、地域の文脈を汲み取りながら新しいビール作りに取り組む。

人気なのは、ホップの華やかな香りが食欲をそそる「ブルーノラガー」。個性的なビールを受け止める料理は、スパイシーなフライドチキンだ。モモ、ムネ、手羽先の肉の盛り合わせは誰かとシェアして楽しむといい。チキンを味わい、誰かと交わしたビールの味は何倍にもなって喉の奥へと流れてくるはず。

そんな『ブルーノ』もまた、先述した火事の被害を受けたうちの一軒。再建に向けて尽力しているという。いつかまたブルーノの営業が再開されたとき、ビールを楽しみに行ってみてほしい。

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