この建物は新聞社の支局であり、現在のオーナーはとなりの家に住んでいた。幼いころから遊びに来ていて暗室があったりして、いいなと思っていたというが、あるとき、この物件が空くことになり、住んでいた家を駐車場にしてこちらに移り住むことにした。

そんな建物に描かれたアートは「garden」という作品。壁面を庭園と見立て、向かって左側の大きな絵は「happy」、右側の窓のまわりの絵は「love」をテーマに描いている。制作期間は4日ほど。絵が完成したときにスタッフの斧さんは気持ちが明るくなったように感じて嬉しくて、それから「もう終わっちゃうんだ」と寂しくなったという。

作者はどうして植物を描いたのか。斧さんのおじいさんがもともと植木職人で、この店のまわりにはたくさんの植木鉢があった。作者はそこから枝葉が伸びるように、今ある植木にあうように花を咲かせたいと話していたそうだ。とりわけ右側の壁の絵は陽の光があたることで壁の花が優しい色に咲く。coffee house 茶々の自家焙煎した珈琲を飲みながら太陽を待ってみてほしい。

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