ビルが立ち並ぶ渋谷にありながら、そこだけ時代から取り残されてしまったような昭和の懐かしい空気感。のんべえ横丁にあるのは、つくられたレトロではなく、本物のレトロ。夕方になり、提灯に灯りがともりはじめると、常連客が次々と吸い込まれていきます。

その歴史は古く、戦後の闇市が、ある日、国の号令によって移転して一箇所にまとめられたのが、のんべえ横丁。だからこそ、屋台のようなサイズのまま残されているのです。

一見、ハードルが高いと思われるかもしれませんが、そこは渋谷。勇気を出して足を踏み入れてみましょう。ぎゅうぎゅうに肩を寄せ合うような小さなお店に座ると、たちまち乾杯がはじまり、建物が揺れるほどみんなで笑い合う。そんな昔の日本の風景が感じられる場所です。

渋谷の街には表と裏があります。まち歩きをしながら、その旅の途中で、このガイドには載っていない自分だけの渋谷を発見してほしいと思います。のんべえ横丁のお店の中にはいると、あなただけの世界が開けることでしょう。

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