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高松⇄小豆島

島影をたどる瀬戸内の旅

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島影をたどる瀬戸内の旅

目の前には、ぽこぽこと浮かぶ島々。
その姿は、まるで山々が海に沈み、頂だけが顔を出しているかのようです。

瀬戸内の海は、300万年もの時をかけて大地の動きが生んだ風景。
氷河期には陸であった場所が、海となり、島となり、人々の暮らしを育んできました。
浅い海を駆ける潮は、時に渦を巻き、川の栄養を運び、魚や貝を育てる。
「海の幸の宝庫」と呼ばれる豊かさは、自然の仕組みそのものがつくり出した贈り物なのです。

やがて人はこの海を舟で渡り、島ごとに異なる暮らしや文化を育んできました。
源平の武士たちが矢を放ち、平家が最後の夢を託し、やがて近代には醤油やオリーブが島の香りとなって広がっていきます。
瀬戸内の島々には、いつの時代も人の営みと物語が重なり合ってきました。

そして瀬戸内海は、美しい島々と穏やかな海が評価され、日本で最初の国立公園に指定されました。
この高松・土庄航路は、その国立公園の中を航行しており、まさに風景そのものが文化財ともいえる海路です。
航路の途中には、京阪神と九州を結ぶ航路があり、ここは瀬戸内海でもっとも多くの船が行き交う、物流の大動脈。

瀬戸内の島々に刻まれた地形の記憶、歴史の断片、伝説の声。
ひとつひとつに耳を澄ませながら、あなたは「瀬戸内とは何か」という答えを探す旅へと導かれていきます。

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