鯖街道の中継地点である熊川宿。魚だけではなく、北前船の積み荷もまた熊川宿で荷継ぎをして京都まで運ばれていきます。1日に60トンもの荷物を運んでいたといわれ、とても賑わっていたことでしょう。北前船は北国の年貢も運んでいました。当時の年貢はお米ですから重さがあります。そこで北川を使って引き上げ、御蔵道を通って、松木神社にあった蔵に蓄えられたといいます。その松木神社には、小浜城の築城と対になる物語が残されています。城づくりは庶民に負担がかかるものですが、果たしてどんな苦労があったのか。
そんな物語とともに、
「熊川宿の町並はなぜ美しいのか」
その理由を探る旅をお楽しみください。
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