肱川の出口にあたる長浜。かつては上流で伐採した木材で筏を組み、この川を滑り台のように使って筏流しをして、長浜にある港から各地に運んでいました。そんな重要な港であった長浜にはたくさんの船がやってきます。そのため、大型船が通行できるようにと橋が開閉する跳ね上げ式の可動橋が作られました。日本において、現在でも稼働しているそのような橋は3つしかなく、そのうち2つは鉄道の橋であるため、長浜大橋が最古にして唯一の道路の可動橋といわれています。大型船の通行のなくなった現在も、週1度、定期点検を兼ねて開閉を行っています。それはここでしか撮れないシャッターチャンスかもしれません。