フィリピンとの貿易によって財を成した松井兄弟が故郷に建築した旧松井家住宅、別名「盤泉荘」。なぜ、このような異名がつけられたのでしょう。由来はある扉の奥に隠されています。その扉がどこにあるのかはスタッフの方に聞いて案内してもらいましょう。実は、その謎の扉の中には深い洞窟があります。なんと奥まで50mもの長さがある横井戸で、上水道の整備されていない当初は岩盤から染み出した水をためて活用していたそう。だから「盤泉荘」と呼ばれているのです。


大正時代に建てられた盤泉荘は臥龍山荘を意識したとも言われ、ここにもいろんな趣向が隠されています。たとえば、茶室の襖の向こうに蓋のついた床。こちらもスタッフにお願いして開けてもらいましょう。なんと下には隠し階段が。使用人が廊下を通らずにお茶やお菓子を運ぶための通路だそうです。
ほかにも、庭に潜む焼き物の動物や、大正時代から残るガラスの窓、松井家イニシャル入りの瓦。屋敷のそこかしこにある宝物を、いくつ見つけることができるでしょう。


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