このあたりの集落には石材を加工する石工(いしく)さんたちが大勢いました。ここからすぐに綺麗に敷かれた石畳道がはじまりますが、これらの石畳道は地元の石工さんたちが汗水たらして敷いたものだといわれています。江戸時代の記録では一日働いて米1.5キロがもらえたそうです。
付近には銚子川が流れています。橋の無い時代は川を歩いて渡るか、渡し船を利用していました。熊野三山を目指す旅人にとっては、この場所にたどりつくまでも大変な道のりだったのです。
この駐車場に車をとめた場合は尾鷲駅まで2時間30分、距離にすれば4.4キロほど。峠を歩き終えたら、帰りはバスで戻ってくることができます。