この音は一体何だろうか。
これはミニ四駆がサーキットを駆け抜ける音だ。
ここは静岡市に本社を置く模型メーカー・タミヤ監修による工房だ。この工房では、タミヤの工具を使用したミニ四駆、恐竜の組み立て・色塗り、プラバンのアクセサリー制作を体験できる。
タミヤが設立されたのは1946年。最初は木材の加工販売を行っていたが、その後、木製模型の需要の高まりを前に木工部門を開設。1953年には木製模型の専業メーカーとしてスタートを切った。
その後、模型の主流がプラスチックモデルへと切り替わる中でプラモデル製造に参入し、1960年には初のプラモデル「1/800 戦艦大和」を発売した。
グラフィックデザインにも力を入れた製品開発により、模型を「おもちゃ」ではなく、大人から子どもまで楽しめる「ホビー」というジャンルに育て上げてきたのがタミヤだ。
現在ではタミヤの製品は世界60カ国以上に輸出されている。
ものづくりや創意工夫の楽しさ、ミニ四駆レースで味わう興奮や緊張感、遊びと学びが得られるホビーの魅力を、ぜひこの工房で感じてほしい。