このホテルは「特別な場所」にある。というのも目の前の道は旧東海道。つまり、江戸時代までの東海道であり、熱田神宮に参拝する人たちが歩いてきた道だ。かつては、街道沿いのこの場所にたくさんの旅籠が立ち並び、参拝者は宿泊し、身を清めてから熱田神宮に向かっていた。
というのも、ホテルのすぐそばには「鈴之御前社」という神社がある。この神社は熱田神宮に参拝する人たちがお祓いをしていた神社である。かつては、この神社のそばに「精進川」と呼ばれる川が流れていた。その川の水で身を清め、鈴を鳴らしてお祓いしていたのかもしれない。
日本の神様は穢れを嫌う。だからこそ、宿で汗を流して身を清め、お祓いをして心を清めてから熱田神宮に向かう。昔の日本人もまたそのように参拝してきた。あなたもぜひ鈴之御前社に参拝してから熱田神宮に向かってみよう。