この映画は、作者の出身地でもあるウェールズの小さな漁村を舞台にした「アンダー・ミルク・ウッド」というラジオ劇をベースにしています。それを北鵜島に残る伝説と組み合わせました。
もともとは海辺で芝居をする予定でしたが、コロナ禍で移動が困難になったことから映画に変更、出演者が島に来るのも難しい状況下で、生身の人間と人形が入れ替わるような、映像としても珍しい作品が完成しました。
ロケ地のすべてがこの集落、北鵜島です。映画を観たあと、実際にその地を訪れたくなるのはなぜなのでしょう。この作品の場合、聖地巡礼はすぐにでも始められます。映画館では決してできない贅沢な「旅」をお楽しみください。