タイトルには「自分のやり方でつくろう」という意味があります。作者は解体された自動車部品、とくにボンネットを使って作品を積み上げていきます。異なる形のボンネットは、近代化による消費文化を象徴しているかのようです。

この作品では、台湾で廃車になった日本車の部品を船便でここまで運び、積み上げています。作者が大がかりな作品を作りはじめると、「何をやっているんだ?」と集落の人たちがやってきて、一人、また一人と協力者が増えていきました。

奇しくも、近くに「賽の河原」と呼ばれる洞穴があります。そこには、とある理由で石が積み上げられています。作者はこの風習にも強く心を重ねたといいます。完成した作品は、どのようなメッセージを反映しているのでしょうか。

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