みなさんが乗る舟もまた江戸時代と同じ。細くて急峻な保津川にあわせて生まれた独特の舟。それが「高瀬舟」です。

米や野菜をたくさん運ぶためには舟を大きくしたいと考えるのが普通です。しかし、保津川の川幅は狭く、川底も浅いことから、やみくもに大きくはできません。そこで江戸時代に緻密に計算された最適解が、独特の細長い形をしたこの舟でした。浸水して荷物がだめにならないように舳先を上げて、波が割れるようにもなっています。

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