江戸時代になると、とある商人が保津川の整備にとりかかります。

その石積は目で見ることはできないかもしれません。しかし、あなたは体感することでしょう。保津川にはカーブがたくさんあり、流れが早いところもあります。それでも、船頭は一所懸命に舵を切ったりはしません。それこそが石積の働きです。緻密に計算された石積が要所要所で川の流れを整えていることで、舟は勢いのまま座礁したりすることなく、自然に流れに沿って進んでいくのです。

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