保津川下りもまた400年という長い歴史がありますが、400年間、毎日竿を指し続けることで壁に穴が空き、その穴が10cmほど深まりました。

その穴は、たとえば、このあたりで見られます。船頭さんの竿さばきに注目して見逃さないようにしてください。今も昔も竿などの道具は船頭が自ら作っています。理想とする竿の形は船頭の体型や年齢によって変わるからです。川底には岩場や砂利、砂地があり、刺さって抜けなくなったりすることもあります。それを熟知するにはかなりの年数が必要となります。

Next Contents

Select language