室町時代の庶民のあいだでは奇抜な衣装で踊る「風流踊り」が流行りました。風流とは、華やかに人目をひくさまをいいます。なぜかといえば、当時は、流行り病が頻繁に起こっていたからです。どうしたら治るのかもわからない中、病気は悪い神様の祟りであると信じられ、流行り病を鎮めるために人々は踊ったのです。

この風流踊りは全国各地に伝わり、のちに様々な伝統芸能のもとになったほか、盆踊りの原型になったともいわれています。

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