道後温泉は有馬温泉や白浜温泉と並ぶ、日本三古湯のひとつ。その昔は聖徳太子が入浴したといわれ、その際に残したとされる文章が刻まれています。

そこには「太陽や月が平等に光を分け与えるように、神の湯もまた平等に人々に恩恵を与えている。このように分け隔てなく物事を行うことが理想である」というようなことが書かれています。そして、聖徳太子は「伊佐爾波の丘に登り、山々を見ていると真っ赤な椿がきれいに咲いていた」と称えています。このような古代の精神や風景が、今もなお道後温泉に息づいているのです。

しかし、この碑文はレプリカです。本物はいまだ地面のどこかに埋まっているとされています。果たして、どこにあるのでしょうか。

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