この太陽の塔を手に入れるための方法とは?

EXPO’70に「ミャクミャク」のような公式キャラクターは設定されていません。それでもなお、シンボル的な存在となったのが岡本太郎の「太陽の塔」でした。白井さんは、太陽の塔にまつわるグッズだけで200点は持っているといいます。

中でも人気があったのが、簡単には手に入れることができない、このブロンズ製の太陽の塔です。というのも、万博はカラーテレビの普及を後押ししましたが、その裏では家電メーカー同士の激しい競争がありました。当時のカラーテレビは、給料数ヶ月分に相当する高い買い物です。そんなお客さんの背中を押すために、各社はこぞって万博グッズをノベルティにしたのです。とりわけ人気があったのが三菱のテレビで、その購入特典として用意されたのが、この太陽の塔でした。

ちなみに太陽の塔の背面には黒い顔が描かれています。これは岡本太郎の当初の構想にはなかったものです。しかし、背面の広場を天皇陛下が訪れることになり、「天皇陛下に背中を向けるわけにはいかない」と、急遽追加されたといいます。黒い顔はペンキではなく、岡本太郎が好んだ信楽焼をタイルにして敷き詰められています。

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