満願寺の現在の姿は数寄屋建築の大家・吉田五十八先生が手がけました。山門、本堂、客殿、細部までこだわり抜かれた建築は50年が経過したいまでも参拝者に造形美や感動をもたらしてくれます。左手に見える講堂は、吉田五十八の建築思想を継ぐ弟子によって設計されました。師弟それぞれの建築美が、境内に静かな調和をもたらしています。

講堂のそばに立つのが「一言地蔵」。願いごとを“たった一言”で伝えると叶えてくれるとされ、日本三体地蔵のひとつに数えられています。

そして境内の奥にそびえるのが、平成の時代に建立された大塔。この塔は年に三度──春の彼岸、夏のお施餓鬼、そして秋の彼岸──だけ扉が開かれ、中に入ることができます。

その内部には、等々力不動尊の遊歩道にも通じる「金胎不二(こんたいふに)」の世界が広がっています。果たしてその内側に、どんな世界が広がっているのか。その目で確かめたくなったときが、きっと、扉を開くときなのかもしれません。

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