保津川沿いに鎮座する御庭神社は、かつて仙巌園内に点在していた複数の神社を合祀するために建立された神社です。
仙巌園内には、江戸時代の頃から稲荷社や八幡社などが祀られていましたが、明治4年(1871)の廃藩置県後には、旧鹿児島城や他の島津家の別邸からも多くの神社が遷座し、社殿が園内各所に散在するようになりました。
大正7年(1918)、30代島津忠重が旧八幡社の跡地に新たな社殿を建立し、神社を一つに合祀しました。これが現在の御庭神社です。
御庭神社は、それ以来、仙巌園を守護する神社として大切に受け継がれており、現在も毎年3月15日と11月15日に例祭が執り行われています。
また、社殿近くの通路脇には「八幡道」「稲荷道」と刻まれた標柱が立っており、かつて園内各所に点在していた神社の名残を今に伝えています。