新勝寺は想像以上に広い。そう思いはじめたころではないだろうか。国の重要文化財とされる建物を中心に紹介してきたが、新勝寺にはそのほかにも見どころがある。

たとえば、「平和大塔」では、新勝寺の成り立ちを壮大な曼荼羅を見ながら体感することができる。「霊光館」には光明堂を移動する際に使われたという髪の毛でつくった「毛綱」が保管されているし、2017年に完成したばかりの「醫王殿(いおうでん)」も見逃せない。今回はすべてを見てまわることはできないかもしれないが、また成田を訪れた際には再訪してみてほしい。

ちなみに、この庭園は古くから新勝寺を訪れた人たちが、参拝のあとに心を落ち着けていた憩いの場。長い道のりを歩いてきた参拝客にとっては、ご褒美のような場所であったことだろう。あなたもどこかに腰を落ち着けながら「コラム3」を読んでみてほしい。

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