小さなボックスがひとつひとつ積み重なって、建物のかたちを成している。このボックスはルイ・ヴィトンの代名詞でもある「トランク」をイメージしているという。よく見ると、それぞれのボックスにお馴染みのテクスチャー柄が描かれているのがわかるはずだ。

さっそく中に入ってみよう。建物は4階建てに見えたはずだが、実際はボックスごとに7階層に分かれている。高さのあるビルをエレベーターを使わずに登るのは大変だが、階を細かく刻むことで空間の変化を楽しみながら気持ちよく登っていけるはず。これもまたボックスを生かしたデザインだ。

ここはぜひ、最上階の7階まで登ってみてほしい。実は、7階フロアはアートスペースになっている。まるで空に浮かぶガラス張りの異空間。天井高のある空間を生かした新しいエキシビジョンにも注目してほしい。


写真:Louis Vuitton / Daici Ano

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