「元気?いつものカフェラテでいいの?」と笑いながらスタッフ。
ここにくると、やけに落ち着く。
店は細長い。数席しかないので、焙煎はここから少し離れた用賀のお店でやるそうだ。オーナーがスイーツ好きということもあって、ドーナッツ専門店もオープンしたそう。コーヒー豆はブラジルやペルー、ケニアなど世界中から選りすぐりのものを集めているので、それぞれの特徴を聞きながらコーヒーを頼むといい。
よくサードウェーブコーヒーの話を聞くと思う。店主が選び抜いた豆を使い、店舗でローストして、バリスタたちが一杯ずつコーヒーを淹れるスタイルだ。ブルーボトルや、スタンプタウンコーヒーの流れと相まって、日本でもじわじわ広まってきた。
でもブルーボトルコーヒーの創業者ジェームス・フリーマンによれば、日本を旅行した時に喫茶店で一杯ずつコーヒーを淹れるスタイルに感化されてサードウェーブコーヒーをやろうと決めたという。つまり、もとは日本が発祥なのかもしれない。
ともあれ、Perchの歴史はこの流れを乗ってきた。2013年用賀の店舗で焙煎を始めて、2016年に代官山で店舗をオープン。
ぼくがよく通っていた日本の小さな喫茶店は最近閉店するところが増えてきた。Perchのような、モダンなスタイルで古き良きものをアップデートするお店が増えてくるとうれしい。
店名:Perch by Woodberry Coffee Roasters
住所:東京都渋谷区恵比寿南3丁目7−1
連絡先:03-6451-0446
営業時間:8:00am~18:00pm