別の目的で使われていたものが、ファッションになることがある。機能性を重視した運動靴だってそう。Best Packingからすこし中目黒駅の方に向かう途中に現れる、シューズ屋さん。オレンジやピンク、金など鮮やかな色の靴が所狭しと並ぶ。この小商いをするオーナーはLAに姉妹店があるため、最新のトレンドを知っている。
スニーカーは、もともとシンプルで派手ではなかった。その状況を一新させたのがバスケ選手、マイケル・ジョーダンだった。彼が試合で使っていた派手なスニーカーは、自分を表現する手法だった。たちまち、スニーカーはファッションになった。
ここには、高い靴、たとえば4万、5万、いや6万円のスニーカーがある。手に入りづらい珍しい靴が多いからだ。限定商品だって多数存在する。人はモノを購入するときは、商品そのものだけでなく、その裏にある物語を楽しんでいるのだと思う。有名人が使っていたスタイルだから。作られた製造元が自分の好きな国だから。ブランドのコンセプトが大好きだから。それぞれ違ったストーリーがあるのだと思う。
ちなみに、希少性の高い靴を買っては、まるで株式のように売買する人もいる。こういった人たちのことをアメリカではスニーカー・ヘッドという。このお店に入って、あなたがスニーカー・ヘッドならなにを買う？
店名：Worm Tokyo
住所：東京都目黒区中目黒3-2-19 1F
連絡先: 03-6303-4613
営業中: 火曜日から金曜日まで13:00pm～20:00pm 土曜日・日曜日 13:00pm～18:00pm