ここでは、不思議な体験をして欲しいと思います。
おそらく皆さんが普段何気なくなめているあめ玉に意識を向けなめるという体験。
禅では、行住座臥という、座っても立ってもいかなる時でも修行ができるという意味の言葉があります。食べる、歩く、掃除の水拭き。それらはなんでも良く、その行為を行う際に一つのことだけに没頭することで禅の修行ができるのです。
掃除をしているときは掃除のことだけに。歩くときは、歩くことだけに集中。ここではあめ玉を舐めることのみ、ただそれ一点だけに集中して禅の入り口に立ちたいと思います。
まずは、お湯に足をつけてください。足が温まってきたら、入り口でお渡ししたあめ玉を手に取り、あめをなめます。そのとき、あめ玉のことだけに意識を向けてください。このあめ玉もまた、神勝寺の地下水を使って作ったものです。
準備はいいですか。それでは7分ほどのあめ玉だけに意識を向ける「ひと粒の禅」体験を、お楽しみください。