この部屋では、日本橋を飛び出し宇宙へ出かけてほしい。そこは、お寿司と宇宙が融合して、どこまでもキラキラと輝く夢の世界。
さあ、スシロボットやスシ戦士たちが繰り広げる「SUSHI WARS」に旅立とう!
扉を開けると、目に飛び込んでくるのは日本の美を表す鮮やかな朱色のエントランス。まずは茶室の躙口(にじりぐち)のような入り口をくぐろう。
その先に広がるのは、ダンスホールのような宇宙空間。壁には所狭しとオーロラ色のフィルムが張りめぐらされ、天井にはミラーボールが回っている。ベッドの真ん中に置かれたコントローラーで、照明をあなた好みに変えてみるのも、また一興。
ベッドの上に飾られた3枚絵は「寿司曼荼羅」だ。アーティスト・マコプリンシパルは、日本橋がかつて五街道の起点としてさだめられ、江戸時代には経済の中心地として盛況していた土地であったことに着眼した。当時に人気を博したアート・浮世絵は、3枚絵であったことから、寿司曼荼羅も3枚で一対になるように構成している。
また、このアートには「日本から世界へ、宇宙へ橋がかかるように」との思いも込められている。芸術家アイドルユニット『ナマコプリ』として音楽活動も行うマコプリンシパル。彼女がもつ独自の世界“マコプリワールド”を、ぜひご堪能あれ。
この部屋のディレクションを手がけたのは、道玄坂のウォームアップ・バー「しぶや花魁」だ。彼らは、一階のバーの空間プロデュースも担っている。ぜひ彼らの世界観にもっと触れるために、バーにも足を運んでほしい。
見るものを童心に帰らせ、楽しさがあふれる「SUSHI WARS」の世界。アーティストの個性に触発され、あなたの眠っていた感性が目を覚ます。