1日に400トンもの水が湧いているという天川の水。今まで一度も枯れたことがないという。

なぜ、離島に水が湧くのか? 島全体が火山の島で、地面がスポンジのような穴の空いた水を通しやすい岩石でできているからだ。そこに雨水が流れ込み、軽い淡水の層が、底にある重い海水の層の上に溜まっていく。そんな淡水が、岩石の割れ目から押し出されるようにして島のいろんなところで湧き出しているのだ。

この天川の水は古くから島の人の喉をうるおしてきただけではなく、田んぼを育てる水にもなっている。

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