明治の始まり、人々の生活は激変した。便利なものがどんどんと日本で花開いたのだ。

その中の一つが電信である。電信を知らない江戸生まれのある人は、電線に直接荷物をぶら下げて目的地に届けようとしたとか。今では嘘のような話だが、一瞬で目的地に通達できる電信の登場は、誤解を招くほど衝撃的だったのだ。

大正13年に逓信省門司郵便局の電話課庁舎として建築された「門司電気通信レトロ館」では、電信の後に登場した電話に使われた交換機が見られる。旧型交換機を使って通話を楽しめるのだ。自然となつかしい世界にタイムスリップできる場所である。

※門司電気通信レトロ館は、NTT西日本が管理・運営する施設。

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