小倉城下において、先祖代々受け継がれ、長年発酵の進んだ栄養豊富な「ぬか床」で、新鮮な青魚を炊き込んだ「ぬか炊き」は江戸時代から続く郷土料理である。北九州の台所「旦過市場」で70年に渡りぬか漬けとぬか床を作る「宇佐美商店」では、昔ながらの味を保ちながら現代まで歩を進めてきた。100年以上守り続けられている宇佐美商店のぬか床で炊きあげられたぬか炊きは、甘辛い味付けと、山椒の風味や唐辛子の辛みがきき、旨味満点。ご飯のお供やお酒の肴にぴったりである。

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