麺の道を40年以上、突き詰めてきたエキニシのらーめん店。とんこつと鶏ガラで出した基本の広島らーめんのスープが、しょうゆらーめんに綺麗な旨みを与える。そのスープからは、店主であるたかひろさんの数十年の積み重ねが感じられる。
毎日でも食べられるらーめんを提供する職人肌の店主は、地元の味を生かしたサービスメニューもつくっていた。冬のかきの獲れる時期限定で出す「かきらーめん」は、県外からそれ目当てにお客さんがやってくるほど。かきとほうれん草をバターで炒め、塩らーめんとあわせた一品は、クリーミーながらさっぱりとした味わいに。11月から3月末の短い期間を目掛けていけば、この一杯に出会えるかもしれない。