うらぶくろを歩いていると、町の曲がり角から突然、鉛筆の形をした高い柱が現れる。このエリアの中心であり、シンボルでもあるこの建物。「とりあえず、ペンシルのところで合流しよう」。それが、大賀さんが学生の頃から続くうらぶくろの待ち合わせだという。

中に入ると、そこは洗練された日用品が並ぶセレクトショップ。作家ものの陶磁器のうつわや、美しいデザインのカトラリー、インテリア雑貨の数々を見ているとつい買い物がしたくなる。

個性的で美意識のあるお店が多いのも、昔から変わらないうらぶくろの町の特徴。じゃあ、昔はどんな店があったんだろう?大賀さんに聞いてみると、なんでも『ユニクロ』の1号店があったのもこの町だとか。近くにあると聞いたので、その跡地に向かってみよう。

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