2019年のリニューアルを機会に展示を一新した資料館。原子爆弾の威力を伝えるような展示から、爆弾が落ちたその時、この町にいた人々の人生を展示する場所に変わっていた。

治療を受けながら話したことや、日記に書き残された言葉、当時身につけていた衣服に、被爆から数十年後の写真。広島の街に生きていた人々の足跡を見ることが、彼らの人生を変えた戦争と原子爆弾の存在をより強く感じることになる。人によっては、受け止めきれない展示もあるかもしれない。

ただ、ぜひ見てみてほしい。そうして失われた人生の記憶を誰かが受け止めることでのみ、平和を考えることにつながるから。

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