下敷きになっているのは「好去好来」。好去好来とは、唐遣使が命がけの航海に出発する際に旅の安全を願った歌。つづられた言葉を追いかけてみてほしい。奈良時代の歌であるが、現代の旅人にとっても勇気づけられるフレーズが見つかるはずだ。ちなみに遣唐使とは日本が唐に派遣した使節団。旅先でのさまざまな交流を通して学び、自国にその文化を持ち帰ったとされるが、現代の旅人もまた遣唐使のような存在になり得ることに違いはない。あなたは奈良から何を持ち帰ることになるのだろうか。

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