圓満寺には奈良時代の有名なお坊さんである行基が作ったとされる巨大な「湯の大地蔵尊」があります。昭和の時代に白く塗られたようですが、かつてはどのような姿だったのでしょうか。

この地蔵尊には、有難いご利益があるといわれています。まず、1855年にこの地で大きな地震があり、道後温泉の湯が止まってしまったことがありました。そのとき、この地蔵尊に祈願したところ、湯がたちまち湧き出したとされています。次に、道後では火事が少ないのですが、それは地蔵尊のおかげ。また、道後温泉の湯に浸かったあとにお参りすると寿命が延びるとともいわれています。

境内には江戸時代に温泉を管理していた一族のお墓もあり、温泉とは切っても切り離せないお寺なのでしょう。

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