「伊社爾波」とは、神様を招いてお祀りし、お告げをもらう清浄な場所という意味があるといいます。

聖徳太子が訪れるより昔からあった神社といわれ、一遍上人の祖先にあたる河野氏が今の場所に神社を移しました。その後、江戸時代の藩主が流鏑馬の矢が当たることをこの神社で祈願して見事成功したことから、そのことに感謝して建てられたのが今の社殿です。

神社の中には「和算額」といわれる絵馬があります。これは江戸時代に人が集まる神社に、数学の難問を書いて奉納。掲げられた問題を見た人々は各々に解答を記入してまた奉納するという学びの文化がありました。

ここで思い返されるのが伊佐庭如矢。道後温泉本館の建築に尽力した伊佐庭如矢は、あるとき、この伊佐爾波神社から名前をとって改名したといいます。そこには、どんな想いがあったのでしょうか。

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