温泉がある駅は、この松丸駅が四国で唯一です。弱アルカリ単純線で肌がすべすべになるといわれています。予土線は本数が少ないですが、温泉に入って一杯飲んで帰るころにはあら不思議、ちょうど列車のいい時間、ということで地元の人が予土線に乗る理由にもなっています。

もともとは水族館で使う地下水をとろうと思って井戸を掘ったら、温泉が出てきてびっくり。温泉スタンドを設置して地元の人が使えるようにしていたら、肌ツヤが良くなると評判が広がり、松丸駅をリニューアルする際にみんなが集まる駅にしようと、駅の温泉ということで「ぽっぽ温泉」と名付けられました。

薪ボイラーを使っているため環境にやさしいことはもちろん、その薪は山に切り捨てられていた間伐材を使っています。地元の人が薪を持ってくると、薪券という地域通貨と交換できるようになっていて、ちょっとした稼ぎになるのです。薪を取るために山の手入れが進んだことで山もきれいになったといわれています。

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