隅田川テラスを南へ下り、萬年橋の袂から道に戻る。
芭蕉神社の脇をすり抜けると、コーナーに並ぶカラフルな自転車が目に入った。
近づくと「alohaloco」の看板。白いカウンター脇に所狭しと並ぶ自転車。
壁には地元のアーティストの作品らしい絵が展示されている。
「いらっしゃい〜。」
地下から声が聞こえ、覗き込むとこちらに向かってくる人影が見える。
「今日はお出かけですか?自転車が気持ちいい季節ですよね。」
店主は気さくな人柄なのか、近所の立ち飲み屋さんや昔ながらの銭湯、最近開業したカフェやギャラリーまで、次々と周りのお勧めスポットを挙げてくれる。
レンタサイクルを借りたいと頼むと、店主は手際よく、乗り手にフィットする自転車を選んでくれる。
そして、ベダルやシートの位置まで細やかに調整してくれる。
「この辺りはね、スポットの間隔が広いから自転車が街散策に最適なんですよね。」
まずは、勧めてくれた「三河屋米店」に行ってみよう。店主に手を振り、ゆっくりと自転車のペダルを漕ぎだす。
旅先で、どこを訪れるべきか。
それは隣人たちに聞いてみるのがいちばん。
たとえば、もう一歩踏み込んで会話をしてみよう。
きっと目の前の人が、街の案内人となり、
あなたの求める体験を手助けしてくれるだろう。
隅田川テラスを南へ下り、萬年橋の袂から道に戻る。
芭蕉神社の脇をすり抜けると、コーナーに並ぶカラフルな自転車が目に入った。
近づくと「alohaloco」の看板が。白いカウンター脇に所狭しと並ぶ自転車。
壁には地元のアーティストの作品らしい絵が展示されている。
「いらっしゃい〜。」
下から声が聞こえ、覗き込むとこちらに向かってくる人影が見える。
alohalocoのオーナーである鹿野賢亮さんだ。
「今日はお出かけですか?自転車が気持ちいい季節ですよね。」
気さくな人柄なのか、近所の立ち飲み屋さんや昔ながらの銭湯、最近開業したカフェやギャラリーまで、次々と周りのお勧めスポットを挙げてくれる。
もともと鹿野さんは自転車ブランドalohalocoの創業者であり、自らデザインした自転車を日本各地に販売している。
隅田川沿いの風景に惹かれて、オフィスをここに構えたのは5年前。
以来、毎日自宅から約4キロの道のりを自転車で通っている。
オフィスを構えて早々に、自転車の楽しさを多くの人に知ってほしいとオフィス1階フロアを使って、レンタルサービスを始めた。
彼自身、福島県の自転車屋の生家に生まれ育った。
しかし東京に来て、ずっと身近にあった自転車から離れ、サラリーマンとして働く日々。
気がつくと無性に自転車がある生活が恋しくなった。
自転車で出かけ、地域の季節を感じ、街の人たちと挨拶を交わす。
自転車が生活に彩りをもたらすことを、他の人にも伝えたいと思った。
当初は誰も訪れないという日も多かったが、清澄白河が街として注目を浴びるようになってからは、街を散策する人も、仕事で利用したい人も毎日のように訪れるようになった。
レンタサイクルを借りたいと頼むと、鹿野さんは手際よく、乗り手にフィットする自転車を選んでくれる。
そして、ベダルやシートの位置まで細やかに調整してくれる。
「この辺りはね、お店とお店の間隔が広いから自転車が街散策に最適ですよ。」
まずは、勧めてくれた「三河屋米店」に行ってみよう。店主に手を振り、ゆっくりと自転車のペダルを漕ぎだす。
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店名:alohaloco
住所:東京都江東区常盤1-4-10
営業時間:月曜日ー日曜日 10:00am-6:00pm
URL: http://alohaloco.com
☎︎ +813-6659-5761
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